実績
当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。
【動画あり】脳出血 右片麻痺の改善 床の物を拾う動きがスムーズに

改善内容
達成した目標
脳出血の後遺症である右片麻痺の改善により床の物を拾う動きがスムーズなった
レビュー
基礎情報
- ご病名
- 脳出血
- 具体的な症状
- 右片麻痺
- 年代・性別
- 50代・女性
- 発症からの期間
- 約10ヶ月
- リハビリ期間
- 90分2回の治療にて(60日リハビリプログラム実施中)
- リハビリ目標
- 1)装具を外して歩くことができる 2)床の物を拾ったり、床にしゃがみこんだりできる
- 利用メニュー
- 60日リハビリプログラム(進行中)
- 利用回数
- 1回
当センターご利用までの経緯
- 10ヶ月ほど前に、東京で脳出血発症。そのまま東京の病院に入院。
- その後、半年ほど東京の回復期病院でリハビリ実施。
- 回復期病院入院中に自身で脳梗塞リハビリBOT静岡のホームページ閲覧し利用に至った。
- 日常生活は装具を装着すれば可能であったが裸足での歩行は困難だった。
初回体験時の状況
- 立ち座りや歩行時に右手足の緊張が高まりやすい状態だった。
- 床の物を拾おうとすると右の踵が浮いてしまい左脚に体重がかかり過ぎてしまう。
- 立つと背中が反ったような姿勢になり踵に重心をとどめておくことが困難であった。
リハビリ内容
- 体幹や股関節周りの筋肉の働きが増えると背中で反らなくなった。
- 左半身の筋肉の働きが増えると左にもたれなくなり結果として右に体重が乗りやすくなった。
- 右に体重が乗りやすくなることで右の踵が浮かなくなった。
改善内容
- 立った姿勢が背中が反らなくなった。
- 床の物のを拾う際に右足に体重が乗るようになった。
- その結果右の踵が浮かなくなった。
床の物を拾ったり床にしゃがみ込んでいくには、踵に重心をとどめておけることが非常に重要となります。例えば股関節周りやおなか回りの筋肉の働きが弱いと、背中で反り返ったような姿勢となり、つま先に体重がかかってしまいます。また、立った姿勢が非対称で麻痺してない側に頼ってしまうと、ますます麻痺した側の踵は浮いてしまいます。このように、「目的となる動作がどうしたら効率的にできるのか?」を姿勢と麻痺の関係から分析していくことが非常に重要となります。
担当理学療法士(PT) 金原賢児
■経歴
2009年:鈴鹿医療科学大学卒業 理学療法士免許取得
2009~2018年:静岡県内の主に回復期病院に勤務
2015年:ボバース基礎講習会受講
2017・2018年:ボバース上級講習会受講
2019年~:脳梗塞リハビリBOT静岡勤務
■資格
3学会合同呼吸療法認定士
■学会発表
活動分析研究大会(山梨)
一般演題発表:第26回・27回
実技演題発表:第28回・29回
経歴:2009年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の病院に勤務し、主に回復期の脳血管障害患者様に対する様々な治療を実践。2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。