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2019.07.28 脳梗塞の治療

脳梗塞の後遺症 痙縮に対する治療「ボツリヌス治療」について

保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

ボツリヌス注射

目次

・ボツリヌス治療とは
・ボツリヌス注射の流れ
・ボツリヌス治療の保険適用
・ボツリヌス注射の実施
・ボツリヌス注射を打つ場所
・ボツリヌス注射の効果
・ボツリヌス治療とリハビリ
・ボツリヌス注射に向かない方
・ボツリヌス注射 よくある質問

ボツリヌス治療とは

ボツリヌス菌の毒素を原料とした製剤を筋肉に注射するもの。ボツリヌス毒素を筋肉に注射すると、筋肉を緊張させている神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることができるとされています。治療に使用するボツリヌス毒素は、人工的に1,000倍以上に薄め、薬として精製されたものですので、安心してご利用頂くことが可能です。

ボツリヌス注射の流れ

外来予約・診察

医師から患者さまとご家族に対して必要に応じて治療に関する説明を行います。治療にあたっては必ず事前に同意書を取り交わします。

ボツリヌス注射実施

投与前には主に作業療法士(OT)が専門的な評価をします。

受診(1~2回)

医師と症状について確認しながら次回投与を予約します。

2回目のボツリヌス注射実施

初回実施時と同様の評価をします。評価を実施しながら、2回目以降は評価をしながら2回目以降は3~4を繰り返します。

ボツリヌス注射の保険適用

以前は痙縮(けいしゅく)の効果的な治療方法がありませんでしたが、日本では2010年より成人の上肢痙縮(じょうしけいしゅく)および下肢痙縮(かしけいしゅく)に対して
ボツリヌスが保険適応となりました。

ボツリヌス注射の実施

ボツリヌス注射は痙縮を引き起こしている特定の筋肉に対して正確に注射できるよう、
超音波画像等で確認しながら治療が行われます。継続的に治療を受ける場合は3~4カ月に1回のペースで注射を受ける必要があります。ボツリヌス注射の実施時期については脳梗塞発症後、2~3ヶ月ごろから痙縮(けいしゅく)が現れやすく、また急性期のリハビリが好調でも痙縮が起こる場合もあります。回復期から実施するのがベストです。

ボツリヌス注射を打つ場所

ボツリヌス注射を打つ場所(目的筋)は麻痺している手の完成が動く範囲(関節可動域)を確認、実際に手を動かしてもらい痙縮の度合い、現状不可能な動作、やりづらくなっている動作も併せて確認します。

投与することが多い筋

大胸筋 上腕二頭筋 上腕筋 など

ボツリヌス注射の効果

ボツリヌス注射の効果持続期間について、一般的には注射後2~3日で徐々に現れ、1週間程度で安定、通常ですと注射後、3~4カ月持続します。

ボツリヌス治療とリハビリ

ボツリヌス注射を行うと、リハビリや日常動作が行いやすくなりますので、痙縮(けいしゅく)が強くてうまくリハビリできない方にはおすすめできる治療方法です。治療後にリハビリに取り組むと次第に日常生活で、手が使いやすくなってきます。ただし薬の効果が切れると筋肉の緊張が再び戻ってしまうので、手脚が動きやすくなっている間にしっかりとリハビリを行うようにしましょう。

ボツリヌス注射に向かない方

自主的なリハビリを実施されない方は、この治療法には不向きであるといえます。改善がほとんど見られない場合もあります。脳梗塞リハビリBOT静岡ではマンツーマンのリハビリを実施しておりますのでボツリヌス注射の効果をより実感しやすいと言えます。詳細は以下ページでご確認下さい。

BOT式リハビリとは

ボツリヌス注射 よくある質問

Q ボツリヌス注射はどこで受けられる?
A 脳神経外科、神経内科やリハビリテーション科が主な診療科です。ボツリヌス療法は規定の講習を受講、資格取得した医師のみが行える治療です。

Q ボツリヌス注射の費用はどれくらい?
A ボツリヌス注射は保険適用の治療法です。投与量には上限があり、上肢痙縮(じょうしけいしゅく)では最大240単位まで、下肢痙縮(かしけいしゅく)については最大300単位となっています。使用する薬剤によっても異なりますが、手・腕の治療で240単位施行した場合、最大25万円程度ですので3割自己負担、約7万5千円程度となります。

脳梗塞の後遺症 痙縮に対する治療「ボツリヌス治療」について1

脳梗塞の後遺症 痙縮に対する治療「ボツリヌス治療」について2

 

保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。

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