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2019.06.29 脳梗塞のリハビリ

脳梗塞のリハビリについて、急性期・回復期・生活期に分けて解説

保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

脳梗塞のリハビリは、後遺症の残る患者さんに対して、障害された機能を回復させ、それ以上悪くならないように維持することを一般的な目的としています。しかし、ひとえにリハビリと言っても、発症後の時期や状態に合わせて実施できる時間や提供される内容が異なります。一般的に発症後直後から急性期、集中的にリハビリを行って機能回復を図る回復期、病院を退院した後の生活を支える生活期という流れがあります。これらは医療機関や介護施設で行われますが、当社脳梗塞リハビリBOT静岡のように保険適用外の自費リハビリというものも一つの選択肢として広く知られるようになってきました。この記事では、一般的な病院などにおけるリハビリの流れや内容と、脳梗塞リハビリ(BOT)におけるリハビリについて解説します。

目次

・脳梗塞発症後のリハビリの必要性
・リハビリは3つの時期に分けられ行われる
・病院や介護施設におけるリハビリと脳梗塞リハビリ(自費リハビリ)の違い

脳梗塞発症後のリハビリの必要性

脳梗塞によって生じやすい主な問題点は以下のようなものが挙げられます。

・手足の運動麻痺(手足が動かしにくい)
・口の麻痺(しゃべりにくい、ものが食べにくい)
・高次脳機能障害(注意障害、失認、失行、失語症など)
➡関連記事:高次脳機能障害の症状を分かりやすく解説
・非麻痺側(麻痺していない側)の過剰努力(過剰かつ努力的な使用)
・環境への不適応(環境や状況に合わせた行動が困難)

◆脳梗塞の後遺症について詳しく知りたい方におすすめの記事
➡関連記事:脳梗塞の後遺症とは?症状や原因、リハビリについて解説

こういった症状は良くなるものなのか?という疑問を多くの方がお持ちだと思います。現代医学では、脳梗塞によって機能しなくなってしまった脳細胞自体を蘇らせ、全く元通りにすることはできません。しかし、機能しなくなってしまった脳細胞が担っていた機能(手足を動かす、話すなど)は、損傷した細胞の周辺などに残存している脳細胞たちが完全ではないにしろ補うことができることが証明されています。残存の脳細胞が新たな神経回路を作り上げ、元の機能に近い働きをし始めるのです。とはいえ、必ずしも正しく神経ネットワークを構築してくれるとは限りません。筋肉や関節に無理のかかる動かし方で手足を動かし続けていると、間違った使い方を脳が再学習してしまい、身体の使い方の偏りや身体の歪みを生んでしまいます。脳梗塞を発症してから理想的な機能回復に導く神経回路の再構築を促すには、正しい運動学習につなげるためのリハビリが必要不可欠です。リハビリを始める時期については早いに越したことはありませんが、始めるのが遅いからといって効果が見込めないということはありません。以前は「発症後、半年を過ぎたら麻痺は良くならない」といった通説も聞かれましたが、近年の研究では発症後半年以降でも機能回復が見込めるという考え方が主流となっています。脳梗塞発症直後の病院でのリハビリも、病院を退院した後のリハビリも、より良い生活を再び手に入れるためにとても大切なのです。

リハビリは3つの時期に分けられ行われる

脳梗塞のリハビリの流れ

リハビリには、大きく分けて3つの時期に応じたリハビリがあります。始めに、脳梗塞発症直後や骨折などの受傷直後、手術直後といった状態が安定せず生命維持を優先しながらリハビリを行う急性期のリハビリ。次に容体がある程度安定し退院後の生活に向けてリハビリを行う回復期のリハビリ。最後にご自宅での活動や社会参加に向けてリハビリを行う生活期のリハビリがあります。この3つのリハビリについて、詳しく説明していきます。

急性期のリハビリ

急性期のリハビリは脳梗塞発症直後や手術の直後など、容体が安定しない状況下で行うリハビリになります。発症後早期にリハビリを開始することで、関節の動きの維持や筋力の低下を防ぐことができます。また脳梗塞の場合、脳血流の改善や脳の腫れが改善し、麻痺などの脳梗塞に伴う症状も改善し始める時期でもあります。

時期:脳梗塞の発症後2週間~1か月まで

時間:発症から60日以内は1日合計最大180分(3時間)

目的:寝たきりに伴う廃用症候群の(筋肉の萎縮・関節の拘縮など)予防、早期離床

急性期のリハビリは医療機関で行われます。急性期では、ある程度の安静は必要であるが、過度な安静は廃用症候群を招きます。リスク管理のもと、早期から座位や立位・歩行などの体を動かす訓練を積極的に行います。
寝たきりに伴う廃用症候群を防ぎ、患者さんの病状に合わせた早期離床を行うことによって、スムーズな機能改善が図りやすいと考えられます。

<代表的なリハビリ内容>

関節可動域訓練 関節の可動域を維持するためのリハビリ。
筋肉の伸縮による静脈血栓症や浮腫(むくみ)の予防。
離床訓練 可能な限り早期から行っていきたいリハビリのひとつ。
離床が遅れると全身的な筋力低下やせん妄の出現を防ぐ。
摂食・嚥下訓練 食べる練習や飲み込む練習。
栄養を摂取するために不可欠な機能を回復させる。
「誤嚥性肺炎」のリスクを下げるためにも重要。

◆急性期のリハビリを詳しく知りたい方におすすめの記事
➡関連記事:急性期にベッドで行う早期離床に向けてのリハビリ

回復期のリハビリ

回復期のリハビリは容体が安定した方が、積極的に早期退院に向けて行うリハビリになります。特に脳梗塞発症後の方は、発症後6カ月以内が脳機能の改善が著しく見込まれる時期になります。また質と量ともに集中的なリハビリを行える環境にもあり、その後の予後に大きな影響を与える時期になります。しかし、全国的な平均入院日数も78.2日(約3か月未満)と短い傾向にあります。当施設の最近の傾向としても、入院日数の減少またはご本人の希望により退院が前倒される場合があり、一番リハビリが必要かつ充実すべき回復期でのリハビリ期間が短くなっている印象があります。その場合、退院された後に生活上での悩みが出てくる印象があります。

時期:脳梗塞の発症後5~6か月まで

時間:1日合計最大180分(3時間)

目的:手・腕・肩など上肢の機能改善、歩行など下肢の機能改善、着替え、排せつなどの生活動作の自立、高次脳機能・言語機能・嚥下などの機能改善

回復期のリハビリは急性期の病院から回復期のリハビリテーション病院に転院して行われます。神経回路の再構築は発症後3ヵ月~6ヵ月の期間が最も効率よく行なわれるので、医学的に回復期リハビリを行う期間が最も身体や脳の機能回復のリハビリを行うのに適した時期と言えます。病棟生活の中での実際の生活動作を通じて機能改善を図る「在宅復帰を目指していく病棟」と位置づけられています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などによるリハビリ室での機能訓練主体のアプローチと病棟内のADL訓練を医師・看護師・介護士を含めた強力なチームリハを提供することで、心身ともに回復した状態でご自宅での日常生活や社会復帰を目的としています。

<代表的なリハビリ内容>

運動麻痺に対するリハビリ 単純に「手足が動かせない」という症状だけでなく「力を上手くコントロールできない」という問題点に対して様々な手段・方法(徒手療法・物理療法など)を用いてアプローチする。
非麻痺側に対するリハビリ 如何に過剰努力させず効率的に非麻痺側の手足を使えるかという部分がポイント。正しい体の使い方、力の抜き方を学んでいくことで無理のない動作を獲得する。
在宅生活を見据えた生活動作を改善するためのリハビリ 自宅での具体的な方法を想定しながらの練習。実際に家屋調査という形でご自宅の生活環境を確認(退院前訪問指導)。必要に応じて家屋改修で生活環境の調整を行う。

◆回復期のリハビリを詳しく知りたい方におすすめの記事
➡関連記事:回復期リハビリテーションで機能回復を図る 第1回
➡関連記事:回復期リハビリテーションで機能回復を図る 第2回
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生活期のリハビリ

生活期のリハビリは、回復期のリハビリで改善された日常生活動作の維持・向上を図るリハビリになります。尚且つ、社会参加や役割の創出といった生きがいに対してリハビリを行う時期になります。しかしながら、当施設では生活期のリハビリにおいても麻痺などの身体機能や困難な日常生活動作の改善を希望する声が多い現状にあります。理由として、家に帰って初めて生活上の問題点に気づくことが多い事が挙げられます。

時期:脳梗塞の発症後6か月以降

時間:20分~1時間を週に1~2回  ※時間や回数はサービス内容等により異なる。

目的:筋力や体力を維持する、回復した機能の低下を防ぐ

※当社の脳梗塞リハビリBOT静岡では生活期のお客様に対しても機能改善を目指しております。
関連ページ:生活期のリハビリテーション 退院前の準備や自宅でのリハビリ
保険外

生活期のリハビリには、医療保険や介護保険が適応となる『保険内のサービス』と当BOTのような『保険外のリハビリ(自費リハビリ)』があります。サービス内容により回数やリハビリ時間が異なります。
生活期では、回復期のリハビリで改善した機能を低下させることなく、長く維持するためのリハビリを行います。生活期は単なる能力向上だけでなく、社会活動への参加も含めて、具体的で総合的なアプローチに時間をかけて行っている時期として位置づけられています。最近では生活期に入ってからもリハビリすることで身体機能を改善できることがわかっています。

<代表的なリハビリ内容>

住環境の変化に対する適応 ご自宅の環境に合わせた生活動作練習、生活環境の更なる調整を行う。
身体機能および動作の維持と二次的障害の予防 「回復させた身体機能を低下させない」という視点。専門職によるリハビリ以外にも、主体性を持って自分でリハビリを行うことが大切。
更なる身体機能および動作の改善 趣味の再開・獲得や運動習慣の改善などの「自分で行うリハビリ」保険下および自費での「専門職によるリハビリ」 など

◆生活期のリハビリを詳しく知りたい方におすすめの記事
➡関連ページ:脳梗塞後遺症に対するリハビリ「生活期」

病院や介護施設におけるリハビリと脳梗塞リハビリ(自費リハビリ)の違い

医療保険や介護保険が適応となる保険内のサービスと自費リハビリのような保険外のリハビリの大きな違いは、保険による制約の有無となります。自費リハビリでは、全額自己負担となってしまいますが、保険の制約を受けないので、リハビリ時間や回数、期間をお客様の希望に合わせて決めることが可能です。施設によりリハビリ内容やコースに特色があります。ほとんどの施設が体験コースを設けていますので、ご自身に合った施設を選んで頂けると良いと思います。

脳梗塞リハビリBOT

【脳梗塞リハビリBOT静岡の特徴】

リハビリ難民(リハビリを受けたくても受ける場所がない方)の救済を目標に、自費のリハビリを提供しています。保険対象外なので、全額自己負担となります。

▶身体機能の回復を目的としていますので、1コースが1回90分週2回合計16回となり、継続も可能です。『もっとリハビリをしたい』『諦めたくない』方にも満足して頂けるサービス内容となっています。

▶ジムのようなマシーンは利用せず、セラピストの手で直接身体に触れ、刺激を与え改善を目指します(徒手療法と呼ばれます)。機械では出来ない、筋肉や骨のズレの修正・姿勢の改善・活動に必要な感覚の習得を促し、『楽に動ける身体』を目指します。

▶1回のリハビリでの効果にこだわっているため、お客様と1回毎のリハビリの目標を明確にし、改善の実感を大切にしています。最終的には、1回の効果を16回積み重ねることで、『行為の改善』を目指します。

▶全身から行為の改善を目指すため、麻痺側、麻痺していない側の両方にリハビリを実施します。

▶「リハビリを一生続けないといけない」と思う方が多いので、『生きがいを達成するためにリハビリを行う』という考えを推奨しています。当施設のリハビリが、生きがいを見つけるきっかけとなることを目指しています。
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BOTにおける「生活期」のリハビリの成果

当センターでのリハビリ症例について詳細な情報を掲載しています。発症からの期間、後遺症の程度を問わず、多くの方がご自身の改善目標を達成されています。是非ご覧ください。

60歳代/女性/右片麻痺 リハビリによる改善事例
「右手で卵を混ぜられるようになり、卵焼きが作れるようになった」

70代/脳梗塞/左片麻痺 リハビリによる改善事例
「麻痺側の左股関節の前面の痛みがなくなり、早歩きと階段昇降も楽になった。長距離を歩いても足の引っかかりや痛みが出なくなったため、趣味のゴルフを再開する目途が立ってきた。また一人暮らしにも戻れるようになった。」

【お客様の声】
当社ではご利用してくださるお客様にインタビューを行っております。発症の経緯や現在のリハビリの状況について、お客様の生の声を掲載しておりますのでご覧ください。
お客様インタビュー一覧

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保本 夢土

この記事の監修者

保本 夢土

理学療法士

経歴:2008年に鈴鹿医療科学大学 理学療法学科を卒業し、理学療法士国家資格を取得。同年~2018年まで静岡県内の療養期の病院、介護老人保健施設に勤務し、慢性期の患者様に携わる。その中で脳血管障害に対する治療を中心に学び、脳卒中患者様を専門に携わりたいという思いから、2019年に脳梗塞リハビリBOT静岡に勤務。運動麻痺の改善に最善を尽くすこと、お客様の身体および精神的な悩みを共有し、少しでも表情が明るくなるよう心がけています。

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